茨城のシンボル・筑波山。
本格的な登山家からファミリーまで幅広く楽しめる登山道&ハイキングコースが有名。
そんなさわやかな筑波山のロープウェイ乗り場に、「ガマランド」は存在する。
- 昭和感たっぷりの土産物店「筑波ニュー三井谷」
- お化け屋敷のような「ガマ洞窟」
- 哀愁漂う廃遊園地「プレイコーナー」
これらが集まった「ガマランド」は茨城県で最強のカオススポットだ。
筑波山「ガマ洞窟」は入場料500円で結構ガチめに怖かったです。#茨城 #ガマランド #珍スポット pic.twitter.com/GvLRDWH8wb
— 混沌軒🥡DEEPな観光スポット (@kontonken_deep) December 19, 2020
ようこそ、ガマランドへ
つくば駅からロープウェイ乗り場のある「つつじヶ丘」を目指すバスに乗り、ガマランドへ向かう。
つくば駅から「つつじヶ丘」までの時間は約50分ほど。ぃや、長ッ!
しかし私の経験上、アクセスしにくい場所にあればあるほど「珍度」は増すので、大丈夫。
期待に胸がワクワクです。

バス内は登山用のウエアに身を包んだ人ばかり。
若干のアウェイ感を感じながらも約1時間バスにゆられ、ようやく到着。

バスを降りると視界に入る、巨大なガマのオブジェ。
「大食堂 おみやげ 喫茶」「ガマ洞窟」「筑波ニュー三井谷」「室内ゲームコーナーへどうぞ!」と、とにかく情報量が多い建物。
この1枚の写真からでも、この施設の怪しい感じが伝わることだろう。
バスの乗客が誰もガマランドに見向きもしないのが面白かった。
ガマランドの外観の様子

まずはガマランドの周りを見てみる。

赤の鳥居と、片肘をついた巨大なガマの置物。
その足元には賽銭箱やおみくじが置かれていた。

その隣には、なでると幸せになれる「にぎり石」。

禍々しいオーラを放つ「ガマ洞窟」。
ここに入るには入場券を購入する必要がある。
「筑波ニュー三井谷」でガマ洞窟の入場券を買う
売店「筑波ニュー三井谷」では、お店の人が3人いて、ストーブを囲んで談笑していた。
ガマ洞窟の入場券(500円)を求めると、そのうちの1人のおじさんが「一緒に入るか〜い!?」と声をかけてきた。
すかさずオーナーらしきお母さんにツッコミを入れられていた。楽しくて和やかな雰囲気。

こちらがガマ洞窟の入場券。

「無事通れば どんな災難も まぬがれるでしょう ガマより」と、ガマからのメッセージを代弁するラスカルがいた。
ガマ洞窟の様子 ネタバレ注意!
無事に入場券をゲットし、ガマ洞窟へいざ。
入口付近はこんな感じ。

「さ〜て、見せてもらおうじゃないの、ガマ洞窟の実力ってやつを」

チケットの払い戻しに関する注意書きや、よくわからないお面、年季の入ったぬいぐるみが置かれている。

中はかなり暗いし怖い

洞窟内は本当に真っ暗で、スマホのライトで照らさないと何も見えない。
まるでここから異界に直結しているかのようだ。
地面に敷かれた座布団の「もふっ・・・」とした感覚がなんともいえない。

血のついた人形がこちらを見ている。気味が悪い。
「客を驚かせてやろう、怖がらせてやろう」という十分すぎる気概が伝わってくる。

蛍光塗料で描かれた奇怪なイラスト

こちらの顔色の悪い人形は、近づくと音の鳴る仕掛けが施されていた。
小規模なお化け屋敷をイメージしていたのだが、階段を登ったり、分岐点があったりして意外と広い。

猪明神という立て札と、フェンスで区切られた小屋のようなものがあったが、暗くてよく分からなかった……。こういうのが1番怖い。
最後には巨大なガマの横を通り、おばけ屋敷の出口へ。
お土産屋のお母さんの「おかえりなさ~い」という声にホッとする。

ちょっとひと休みしようかな、と2階の喫茶店に行ったが営業していなかった。
まるで遊具の墓場!?「プレイコーナー」へ

外には寂れた遊具が並ぶ「プレイコーナー」がある。
ここは入場無料で、誰でも自由に見ることができる。
錆だらけの遊具がいい雰囲気。まるでここだけ時が止まったようだ。

どう「プレイ」すればいいのか分からない遊具たち。

壊れたアーケードゲームの筐体はすみっこに捨てられていた。

悲しげな雰囲気だが、不思議と居心地の良さを感じる。
全国各地に存在する「廃墟」は、興味があっても気軽に入れるような場所はほとんどない。
しかし、ここなら安全に、何時間でも退廃的な空気を味わうことができる。

ここに置いてある遊具は、どの角度から撮っても絵になるようで、ここでかなりの時間を使った。
レストランで休憩|ガマの油を購入
ガマランドを出た後はバスが来るまでロープウェイ乗り場のレストランで休憩。
こちらの売店は登山家グループでかなり賑やかな雰囲気。

カツ丼を食べながら、ガマランドの余韻に浸る。美味しかったです。

おみやげ売り場にて筑波山名物のガマの油を購入。カエルのイラストが可愛い!
保湿力はバッチリ。
茨城観光におすすめ!ガマランドに行こう!

ずっと来てみたかったガマランドを紹介してみました。
- 巨大なガマの置物が迎える「筑波ニュー三井谷」
- 作り手のこだわりがつまったお化け屋敷「ガマ洞窟」
- 廃墟好きにはたまらないサビ感の遊具だらけの「プレイコーナー」
こんなにも私に刺さるレジャー施設が日本にあったなんて。
今まで日本の狭いところしか見ていなかった私は、まさに井の中の蛙ですね。
アクセス(茨城県つくば市筑波つつじケ丘 筑波ニュー三井谷)
〒300-4352 茨城県つくば市筑波1
楽天トラベルで茨城の宿泊先をチェックする営業時間/定休日
9~17時(冬期は~16時)
12・2・9月の木曜、天候不順の場合休業
入場料金
ガマ洞窟大人500円、小人200円
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