「ソフィア王妃芸術センター」で「ゲルニカ」を見た感想。動けなくなりました。

海外の珍スポット

ゲルニカは、空爆によって阿鼻叫喚の地獄となった事態を象徴する、縦3.5メートル、横7.8メートルの巨大なキャンバスに描かれたピカソの作品です。

マドリードの「ソフィア王妃芸術センター」に展示されています。見てきました。

美術の教科書で見た、異様な絵

ゲルニカ」を最初に見たのは、小学生の頃。

美術の教科書に、一枚だけモノクロームの異様な絵が載っていたので嫌でも目に入りました。

人間のような目をした牡牛と目が視線が交錯したとき、得体の知れない暗い穴を見た気持ちになりました。

しかし自分は、子供のころからホラーゲームやホラー映画を観ることが楽しみだったこともあり、その頃から何か仄暗いものに惹かれる傾向が芽生えていたのかもしれません。

ひとめ見た瞬間に、好きになりました。

いつか本物を観に行けたらいいな〜くらいの感覚でいたのですが、原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」を読んでさらにその想いが強まりました。

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「暗幕のゲルニカ」とは?

「暗幕のゲルニカ」あらすじ

反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画、ピカソの〈ゲルニカ〉。国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが、2003年のある日、突然姿を消した――誰が〈ゲルニカ〉を隠したのか? ベストセラー『楽園のカンヴァス』から4年。現代のニューヨーク、スペインと大戦前のパリが交錯する、知的スリルにあふれた長編小説。

ピカソの愛人であるドラ・マールの視点でのゲルニカの制作風景(パリ)と、9.11後の主人公の物語(ニューヨーク)の2つの物語が交互に進んでいくところが面白かったです。

そして!

スペインはマドリードまで足を運んだということです。

聖地巡礼?的な。オタクは行動力があるのだ。

ゲルニカを生で見れる場所へ行こう

こちらはソフィア王妃芸術センターの外観です。

実はこの日、「あと3時間後にはバルセロナに移動しなければいけない」というタイトなスケジュールを組んでいました。

とりあえずゲルニカを見ることを最優先にして、真っ先に2階に向かいました。

実際に目にしたゲルニカは……

ゲルニカは2階の206号室という一つの部屋で展示されています。

(ようやく、本物のゲルニカを観れる!日本からここまで長かったよ!)と内心ワクワク、ルンルンでした——–

が。

ゲルニカに対面した瞬間、私は、絵画の前で動けなくなりました。

言葉を失うとか、呆然とするとはこういうことを指すのでしょう。

「怒り」「悲しみ」「苦しみ」が、3.5メートル×7.8メートルの巨大の平面の隅々まで描かれている。

真っ白で清潔な壁に飾られた、モノクロームの摑みかかるように強烈な絵。

まるで殺戮や暴力に苦しむ人々の悲痛な叫びが、聞こえてくるようでした。

しばらくの間、口をポカーンと開けて呆然としていました。

実際に目の当たりにするのでは全く違う。あまりにも衝撃的でした。

ゲルニカを生で観たことが無い人はぜひ観にいってみるといい。

作品から絶望や激しい怒りを感じるかもしれないし、あまりの不条理さに泣けてくるかもしれない。

作品を観ているうちに、そこに描かれている人物と同じ場所に自分もいるような感覚、強烈な体験ができると思います。

これからもこういう衝撃的な経験をしたいと思うのと同時に、とても怖くなりました。

「ゲルニカを描くのはあんたたちだ」というピカソの言葉を思い返してみると、こういう作品が生まれないことが1番良いです。

ダリの「大自慰者」もありました

ゲルニカは撮影禁止で、絵の前にスタッフが常に監視をしています。

時間がないことを思い出して、美術館内を一通り回り、

ソフィア王立センターには、ダリの「大自慰者」も所蔵されています。この絵も好き。

最後にもう一度ゲルニカを観て、ミュージアムショップでお土産を買って、退館しました。

購入したゲルニカグッズ

バルセロナのピカソ美術館へ

次の日はバルセロナの「ピカソ美術館」へ。

1963年に貴族の館を改装してオープンされた、「ピカソのすべてが分かる」美術館です。

バルセロナの中心部から少し外れた場所にあります。

油絵、版画、陶器などさまざまな作品を鑑賞することができます。

少年時代のデッサンや、「青の時代」までの少年期~晩年までの作品の変遷が分かって面白かったです。

プラド美術館に収蔵されている、ベラスケス作「ラス・メニーナス」のピカソver.も展示されています。可愛い。

ゲルニカに描かれた馬を彷彿とさせるようなスケッチがありました。

エロティックミュージアムにもピカソがいた

そういえば、「エロティックミュージアム」にもピカソの絵が数点紹介されていました。

ピカソは、愛人をとっかえひっかえ、なかなかのモテ男だったのです。

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