長野県「下諏訪駅」から歩いて25分。

諏訪大社(すわたいしゃ)という、周辺に4箇所の境内地をもつ神社がある。
平日の月曜日だというのに、たくさんの人がお参りに来る人気スポット。
あたりは綺麗な川が流れており、自然に囲まれた、いかにもパワースポットという雰囲気だ。

そんな諏訪大社から少し離れた場所にポツンと座っている、なんだか緊張感のない石仏。それが「万治の石仏」だ。

「肩幅ェ……」万治の石仏【長野】
— ꧁☯︎︎ꕥ混沌軒ꕥ☯︎︎꧂わくわく珍スポット (@kontonken_deep) April 27, 2021
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諏訪大社から少し離れた場所にポツンと座っている、なんだか緊張感のない「万治の石仏」。
ちなみに、日本が誇る芸術家の岡本太郎から熱烈な支持を受けたことがキッカケで注目されるようになったそう。下諏訪駅の改札にも、レプリカが飾られていましたよ🍥 pic.twitter.com/nGiZJ4B1if
あの岡本太郎も愛した

大きな石にチンマリと頭が載っているアンバランスな佇まいとユーモラスば表情が特徴的。
頭の小ささに比べてこの肩幅の広さを見ていると、sattouさんのイラストを想起する。
— sattou (@sattou0) July 26, 2018
この石仏は、日本が誇る芸術家の岡本太郎から熱烈な支持を受けたことがキッカケで注目されるようになったそう。
下諏訪駅の改札にも、レプリカが飾られていた。

この、とりあえずマスクつけとこうみたいなムーブメントは何なんだ。

謎の石仏が生まれた経緯は?

この謎の石仏が生まれたある言い伝え。
明暦3年、諏訪高島藩主の諏訪忠晴が、諏訪大社に石の鳥居を造ろうとした。
この仕事を請け負った石工が、この地にあった大きな石を加工しようとノミを入れたところ、石から血が流れ出したという。
驚いた石工は鳥居を作ることをやめ、この不思議な石に阿弥陀如来仏を刻んだ。そういう話だ。
胸にみぎまんじ卍が刻まれているところに、古い歴史を感じる。
願いを叶えてくれるご利益があるらしい

石から血が流れた……という言い伝えがあるが、呪いの石仏とか祟りがあるとかではなく、その名の通り「万(よろず)のことが治る」・物事を丸く治めて願いをきいてくれるありがたい石仏だ。
お参りの仕方は?

万治の石仏のお参りの仕方は独特。
- 正面で一礼し、手を合わせて「よろずおさまりますように」と心で念じる。
- 石仏の周りを願い事を唱えながら時計回りに3周する。
- 正面に戻り「よろずおさめました」と唱えてから一礼する。
非生産的だとか、虚無でしかないとか、そういう思考が仏様に伝わらないように頭の奥底に沈めてグルグルと歩く。いや、歩かせていただきます。
石仏の前にはちょっとした列ができていて、私の後ろに並んでいたカップルの視線が痛かった。

観光客がグルグルお参りしている様子。
万治の石仏へ行こう

駅からは少し遠いけれど、見に行く価値はあり。もし機会があれば、ぜひ行って見てほしい。

神社内にはこんな感じで石仏までの道案内がされているので難なくたどり着くことができる。
アクセス
〒393-0000 長野県諏訪郡下諏訪町社133
下諏訪駅から徒歩20分
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24 時間営業
料金
なし
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