東京旅行の続きです。
「東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム」を訪れたあとは、
ゆりかもめに乗って「日本科学未来館」へやってきました。
目当ては科学未来館で公開されている「『AKIRA』の音」の展示を観に行くためです。
2022年12月までなので、意外ともうすぐ公開終了しちゃうんですよね。
1年ってあっという間……。
AKIRA展、素晴らしかったので興味のある方はぜひ行ってみてください。
科学未来館 AIKRA展示ブースまでの最短ルート
「AKIRAの音」を観賞するためには整理券が必要です。
なので、入場したらまず先に整理券をGETしておこう。
【日本科学未来館 AIKRA展示ブースまでのルート】
— ꧁☯︎︎ꕥ混沌軒ꕥ☯︎︎꧂珍スポ (@kontonken_deep) September 26, 2022
①常設展フロアのある3階へ
②入場したら、右に曲がる
③オルタくんの前を通り過ぎる
④到着。入口にいるスタッフさんに整理券をもらいます。 pic.twitter.com/tOekRS6OPH

ということで、日本科学未来化の入場口。
ゆりかもめ「テレコムセンター」駅、北口を出て徒歩5分です。
チケットブースがありますが、事前にオンラインチケットを購入していたのでひとまずここはスルーして、中に入ります。

常設展フロアのある3階へすすみます。
ゲートがあるので、ここでオンラインチケットのQRコードを読み取って入場します。

入場したら、すぐ右に曲がる!

オルタくんの前を通り過ぎて!

これ!
入口にいるスタッフさんに整理券をもらいます。
15分ごとの入れ替わり制です。
おすすめは午前中
上映時間は初回10:45~、最終上映16:35~。
その中でも午前中の回は特別に本編後に楽曲「鉄雄」を聴くことができます。
※10:45から12:45開始の回
詳細は展示ページをご覧ください。▶3階 常設展示ゾーン「零壱庵」

午前中の方が圧倒的に空いているのでフツーにおススメです。
『AKIRA』の音のブースはこんな感じ

ブースの中には、10脚ほどの椅子が等間隔に並んでいます。
正面のスクリーンにはAKIRA劇中の映像が流れていて、
左右のスクリーンには音楽制作に関する解説が日本語&英語で表示されます。
ブース内には6台のスピーカーが設置されています。
「芸能山城組」の創設者がすごい

まずはAKIRAの音楽を担当した「芸能山城組」の創設者である、山城祥二さんの紹介からはじまります。
その山城祥二さんという方がとにかくすごい人で、民俗学者でもあり、脳科学者でもあり、作曲家でもあるという、様々な分野で活躍されている方なんです。
山城さんは世界各地を巡ってはそこに住む民族や、宗教など様々なコミュニティで音を収集しました。
冒頭のバイクシーンでおなじみの楽曲「kaneda」では、バリ島の竹製打楽器・ジェゴグが使われています。
「ラッセラー」の掛け声は青森ねぶた祭の名物、ハネトたちの声です。
他にも、ネオ東京が崩壊するシーンで流れる「requiem」ではヒンドゥー教の僧侶を称えるマントラ、カラカラ……と鳴る音はビンジャカンという楽器を使っているそうです。
民俗学者として世界各地から音(動物の鳴き声や人の声など)を集め、
音楽家として調合し、
脳科学者として言語や知覚を超えた感動を科学する。
だから、AKIRAの音はなんだか妙に頭に残るし、神秘的で、斬新なのにどこか懐かしいような気持ちにさせてくれます。

全て手描きで作画された驚異のアニメ映画「AKIRA」の製作には当時の日本のアニメーターがほぼ参加した、と言われています。
それだけでもすごいのに、音楽は世界中の人たちの生活の音が使われていたとは……。
この映画に対する賞賛の念はいや増すばかりです。
ちなみに映画AKIRAが制作されるにあたって、山城祥二さんは大友克洋監督に音楽を担当してくれないかとオファーを受けたとき「映画音楽なんてやったことない」と一度は断ったそうです。
それでも大友さんの熱意によって「そこまで言うなら」と、オファーを受けたことで夢のコラボレーションが実現したんだとか!良かった……!
常設展示「計算機と自然、計算機の自然」
さて、目当ての展示は見終わったので、科学館をブラブラすることに。
3階になにやら新しい展示ブースができていました。
その中でもひときわ目を引くのがこちらの展示。

流木、蓮、蝶、花、ネオン、ガラス管、(見えないけど)ロボットアームなどが混ざり合っています。

こういう植物と人工物が融合したものって個人的にツボなんですよね。
色合いもすごく綺麗です。SF的世界観がいいですね。

この展示では本物の蝶の標本と、人工的につくられた蝶とが混在しているそうです。
中南米に生息するモルフォ蝶は、構造色と呼ばれる複雑な色彩を放つ蝶なのですが、
最新の印刷技術では複雑の色でさえも再現することが可能なのだとか。
見比べてみても、自然のものと人工のもの、ほとんど区別がつきません。

なんか天井にいた、ダルマ。
これも展示の一種。

白黒写真をAIによってカラー化したときのパターンを見る展示。
月世界旅行の写真が使われていたので、思わずパシャリ。
常設展示だけで充分楽しめちゃいます。
お土産コーナーで買ったもの
お土産コーナーで買ったもの。

角度によって絵柄が変わるブックマーク。400円くらい。
皮膚、骨、筋肉の3パターンに変化してカワイイ。男性ver.もありました。

昆虫色コーナー。
缶詰やスナックなどいろいろありました。
最近読んだ本「殺人出産(著/村田 沙耶香)」で昆虫スナックが原宿で大ブーム!という描写があったので、ちょっと気になりましたw
サステナブルっていうけれど、ビーガンが先に流行っちゃったから、う~ん、どうなんでしょう。
科学未来館ってたのしい

日本科学未来館へは久しぶりに来たけれどやっぱり楽しい。
科学館ってどうしても子供向けにフォーカスしすぎて展示内容がイマイチだったりするのですが、
日本科学未来館はそういうことがない。
展示のアップデートや入れ替わりが早い。そういうところが好きです。
あと、日本科学未来館に来るだけで「自分はこの社会の最先端を追いかけているのだ( ・´ー・`)」という訳知り顔ができるので楽しいです。おすすめ。
アクセス
〒135-0064 東京都江東区青海2丁目3−6
- ゆりかもめ 「東京国際クルーズターミナル駅」下車、徒歩約5分
- 「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
営業時間
- 開館時間 10:00~17:00
- 休館日 火曜日(祝日は開館)&年末年始(12月28日~1月1日)
入館料
常設展入館料 大人630円
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