名画「ゲルニカ」。
1937年、ドイツ空軍によるスペインの町・ゲルニカへの爆撃を主題としたピカソの作品である……。
なんて、わざわざ書かなくても誰でも知っている。
その「ゲルニカ」が東京駅の商業施設「丸の内オアゾ」でお目にかかれるのだ。
東京「丸の内オアゾ」で見れる原寸大ゲルニカ。
— ꧁☯︎︎ꕥ混沌軒ꕥ☯︎︎꧂珍スポ (@kontonken_deep) October 2, 2022
大塚国際美術館にある名画たちと同じ技術によってつくられているそうです。
こんなに近くで見れて、撮影もできるのはレプリカならでは。広島や長崎ではなくて、東京にあるっていうのがいいね。 pic.twitter.com/qsRoVVVIC2
東京駅からゲルニカまでの道

東京駅。赤レンガが美しいですね。
余談ですがアムステルダム中央駅は東京駅をモデルにして建てられたそうです。

↑アムステルダムの駅の写真を探したけれど、変なのしかなかった(笑)。
背景に写っているレンガの建物が駅舎です。

丸の内北口を出てすぐの横断歩道を渡り、そのまま真っすぐ進むと「丸の内オアゾ」に入ります。
丸の内オアゾのゲルニカ
ドン!

1階のちょっとした休憩スペースにあるのが、この原寸大のゲルニカ。
向かいにスタバがあり、座ってゆったり眺めることができます。
「でも、レプリカなんでしょ?」と侮るなかれ。
「大塚オーミ陶業株式会社」の特殊技術により、セラミック上に写真を焼き付けて再現された複製作品です。
……と、聞けばピンと来る人は多いでしょう。
あの「大塚国際美術館」に展示されている数々の名画と同じ技術によって作成されています。

近くで見ても、灰色のニュアンスがしっかり表現されていて、パチモン感は全くありません。
誰もが名画「ゲルニカ」を観賞できる

私はマドリードに保管されている、正真正銘、ホンモノのゲルニカを観たことがあります。
ホンモノを見たときの感動は今でも忘れられません。
ニセモノだから悪いとかホンモノだからいいとかいうわけではありませんが、
正直、あの時の衝撃とは比べ物になりません。
でも、このレプリカの存在意義は非常に大きいと思います。
私が初めて「ゲルニカ」に出会ったのは小学生の頃。
美術の教科書に載っていた小さな写真なんです。
ページの隅っこに載っていた1枚の写真ですが、それがずっと心に残っていたんです。
この丸の内オアゾにあるゲルニカを見て、私のように「なにこの絵!?」と衝撃を受けて、
この絵に興味を持つ子供たちがたくさんいると思います。
お出かけの途中でいきなりこの絵に出会ったらビックリするし、
しかも原寸大となると、なおさらインパクト大でしょう。
だから、広島でも長崎でもなくて、東京にゲルニカがあるっていうのがすごくいいと思うんです。
本物は、こんなに近くで見ることも、撮影することも許されていません。
座ってコーヒーを飲みながら鑑賞できるなんて、レプリカだからできる極上の体験です。
「ゲルニカ」の前にしばし佇み、ピカソのメッセージに思いを馳せてみてはいかがでしょう?
アクセス
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目6−4
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