「カフェオレ天井落とし」という聞きなれないカフェオレがここ、名古屋市の「喫茶ツヅキ」にはある。
テレビでも何度も放送されたことがある有名店で、休日ともなるとお客さんで大賑わいするという。ていうか、「オドぜひ」にも出演してらっしゃったw
植物がいっぱいの店内
この日は平日の14時ごろに訪問。

喫茶ツヅキの店内は、どの席も植物(本物もあるけれど、偽物もある)で覆われている。
他のテーブル席と隔てるように植物が置かれているので、まるで個室のような安心感がある。

たくさんのメニュー
メニュー表はこんな感じ。

たくさんのメニューがあって、どれを頼むか決めるまですごく時間がかかった
いろんなメニューを頼んでみたいという気持ちもあったけれど、他のテーブルに運ばれていくウインナーコーヒーを見て諦めた。
だって、テーブルに置かれたカップから、目の高さにまでクリームが盛られていたのだから。
結局、「見た目が可愛いから」という理由でパンケーキパフェ(¥1,290)を注文。そして、肝心のホットカフェオレ(¥500)も。

他にも、梅干しコーヒーとかきゅうりジュースとか、ぜんざいコーヒーとか、ドリンクメニューだけでもかなりの種類がありました。
「カフェオレ天井落とし・ソーシャルver.」とは…??ざわ…
「ちょっと時間かかるので」と言われ、待つこと15分。
先にコーヒーカップのみが置かれる。

「ここに脚立からカフェオレが注がれるんだよね。ネットで見た。楽しみだなぁ」なんて思っていたところ、
店員さん「えっと、普通の<カフェオレ天井落とし>と、<カフェオレ天井落とし・ソーシャルver.>のどちらにしますか?」
私・友人「…………えっ?」
まず、「カフェオレ天井落とし」は普通ではないぞ、とツッコみたいところだが、その後に続いた「ソーシャルバージョン」というよくわかんない言葉に思わず聞き返してしまった。
店員さん「カフェオレ天井落としはテーブルに置いたカップにカフェオレを注ぐんですけれど、ソーシャルver.はこちらがお客さんに色々と指示を出します」
店員さん「カップを手に持ってもらったりね」
なるほど。説明だけではどういうものかわからない感じだ。しかしここは……。
私「(カフェオレ2つ頼んでるし)両方やりたいです」
快く了承を得て、カフェオレ天井落としの通常ver.とソーシャルver.をやってもらうことに。ラッキー。
これが自称世界一高いカフェオレ
まずは通常ver.から。
「あっちから撮影すると全体が写るよ」とベストショットポジションを教えてくれます。
席を離れて、カメラを構える私たちと、脚立に登る店員さん。
外から見たら、何が何だかわかんないよね。なんなんだ?ここは、と。
店員さん「全体写ってますか~!?」
私・友人「写ってますー!」

店員さん「ちなみに、コーヒーは男性・ミルクは女性で、コーヒーとミルクがカップの中で合わさってお幸せに~♪という気持ちで注ぎますので、ぜひお二人とも、お幸せにってことでね、いきますよ~」
私・友人「は、は~い・・・(???)」
ジェンダー論的にどうなんだと思うややナンセンスなコメントをして、ポットを持った両手をあげるお兄さん。

およそ2mの高さからカップに注がれていきます。
さすがの私たちも「おーっ」と声を上げた。
この小さなカップに、ピンポイントでコーヒーとミルクを注ぐのは至難の業だと思う。

このように、高いところから注ぐことで、このようなフワフワの泡を作ることができます。
こんなにモコモコのカフェオレ、見たことない!
「このモコモコ感は、脚立から注がないと作れないんですよ」とほほ笑む店員さん。
喫茶店文化が色濃く残る名古屋において、「個性」という点ではここの「カフェオレ天井落とし」は特筆に値するだろう。でも、ただのパフォーマンスではなくてちゃんと飲んだ時のことを考えての技だったのね。
めちゃくちゃ指示されるソーシャルver.
お次は「カフェオレ天井落とし・ソーシャルver.」
友人がカップを持ち、そこに脚立からカフェオレを注いでいくというスタイル。
「こっちに座って!」「はい、ここから撮影して!」とめちゃくちゃ支持されるのが面白い。

言われるがまましゃがみ込む友人と、撮影係の私。

注ぎ終わった後に、「なにか一言!」と無茶ぶりされていてウケました。
そのあとは、脚立に登って記念撮影。
脚立に登って記念撮影ができる!
ツーショットと、ピンショット。


店員さんの「もっと楽しそうに!」「いいね!モデルみたいだよ!!」という声に周りのお客さんも笑っていた。
それにしてもこの店員さん、ディズニーランドのベテランキャスト並みのトーク力で、喫茶店に来ていることを忘れてしまうほどだった。
「今からヤラセ動画撮るからカメラまわして!」「はい、美味しいって言って!」などと指示を出される。これが「カフェオレ天井落とし・ソーシャルver.」だ。
可愛すぎるホットケーキパフェ登場!
「笑顔、テキパキ、ハキハキ」を体現したような店員さんに完全に圧倒され、すっかりトーンダウン。若干の疲れを感じながら待つこと10分。
メニュー表の写真の通りの可愛いパフェが到着!たまらん!
私の頼んだ「ホットケーキパフェ(¥1,290)」

友人の頼んだ「フルーツパフェ(¥1,100)」

大皿からあふれんばかりのフルーツ・そしてパンケーキ。
中央にはマンゴー味・ストロベリー味のアイスが。
フルーツもフルーツで、定番のイチゴ・パイナップルから、ドラゴンフルーツやパパイヤ・スイカといったパフェとしては珍しいラインナップだ。
1,290円でこんなにたっぷりとフルーツが味わえるなんて嬉しさこの上なしである。
これがテーブルに出されてすぐにスプーンをつけられる人は少ないんじゃなかろうか。少なくとも私は数分間このパフェを眺めて楽しみ、写真を撮ることに勤しんだ。

気を取り直してスプーンに手を伸ばし、フルーツと生クリームをこちょこちょかき混ぜ一口運んでみたらば、うう~ん、ジューシー。そこにアイスのさっぱりとした口当たりがいい。
ただ、最後に現れるパンケーキがちょいとヘビー。
先にフルーツパフェを完食した友人に、何枚か食べてもらったのだった。
あ、カフェオレも美味しかったですよ。
でも、これから行く人にアドバイスするとしたら、パフェには苦いコーヒーの方が合う。これは間違いない。

喫茶ツヅキへいこう!
こんな感じで、カフェオレ天井落としなる、ここでしか見られないようなパフォーマンスを見せてもらい(写真撮影までしてくださり)フルーツ盛りだくさんのパフェを食べて「喫茶ツヅキ」を満喫した我々。
料金はひとり2,000円くらい。お楽しみ料金込みとすれば、かなり安いんではなかろうか?
名古屋にはこんなおもしれー店があるんだ。いいだろう。
アクセス
愛知県名古屋市中村区太閤通6丁目1
地下鉄「中村区役所」駅からまっすぐ徒歩10分
定休日・営業時間
7:30~18:00
定休日ナシ
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