学術・研究都市として数々の研究施設がある、茨城県つくば市。
別名「ロボットの街」とも呼ばれる最先端テクノロジーが集まる場所。
「つくばに行く」と言ったら「一体何しに?」と問われた。
そう問われても仕方ないけれど、つくばだよ。「ロボットを見に」に決まっているでしょうよ。
そんな感じでつくば市内のロボット関する施設4つをレンタルサイクルで巡って来たのでご紹介。
珍スポットとはちょっと違うけれど、読んだ人にはぜひ行ってみてほしい場所だ。
ということでつくば市サイエンスツアースタート。
つくば散策には自転車レンタルが超おすすめ
今回のつくば市サイエンスツアーにはレンタルサイクルを利用した。

つくば駅1階の総合インフォメーションセンターで手続きをすると、500円でレンタル可能。
利用時間は8:30~18:00まで。時間をすぎると延長料金がかかるので注意。

初めてレンタサイクルというものを利用してみたのだが、かなり良い。
わざわざ電車賃を払って行く距離でもないけれど、でも歩くには遠い・・・。そんな時に便利。
乗り降りが楽なので、ちょっと気になるカフェや雑貨屋などを見つけたらサッと寄ることができるし、何よりこのご時世、電車やバスに乗るのはできるだけ避けたい。
普段はロードバイクに乗っているので、ママチャリが新鮮。
荷物をカゴに入れられるって素晴らしいね。
レンタルサイクルという移動手段は、今後も積極的に利用していこうと思った。
500円のバスツアーもある
レンタサイクルと同じ500円で、6つの教育施設を巡るバスツアーも運行している。自転車移動はちょっと…という方はこっちですね。
⑴サイバーダインスタジオ
まず最初に訪れたのは、つくば駅から自転車で20分ほど行ったところにあるイーアスつくばというショッピングモールの中にある「サイバーダインスタジオ」という施設。入場無料。

サイバーダインスタジオは、最先端のロボット技術と触れ合える施設だ。

株式会社CYBERCYNE社のロボットスーツHALなど、現代に置いて活躍しているロボットを見ることができる。予約すれば体験することも可能。

エヴァやターミネーターに登場するロボットが!
1番の見所は、様々なアニメや映画に登場するロボットの展示。

こちらは映画「ターミネーター」に登場した軍事用殺人ロボット「T-800」だ。
実はこれを1番楽しみにしていた。ターミネーターは大好きな映画なのだ。出だし快調!こんな風にターミネーターの立体物をみられるのはここか、ユニバーサルスタジオジャパンくらいだろう。いや〜嬉しい。
そういえば「サイバーダイン」という社名はターミネーターから来ているのだろうか?

アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」で主人公のシンジくんが操縦する人型ロボット。
普通のショッピングセンターの中にエヴァやT-800がいるっていうのはなかなか面白い。アイアンマンもいた。
アクセス
〒305-0817 茨城県つくば市研究学園5-19
TEL : 029-828-8282
研究学園駅北口より徒歩8分 イーアスつくば2階
⑵サイエンス・スクエアつくば
サイバーダインスタジオから30分と、少し頑張って「サイエンス・スクエアつくば」へ。
ここでは、産業技術に関する研究と成果を展示しているのだが、読み物が多くて全体的に地味〜な感じだった。
また、COVID-19の感染拡大防止のため、多くの展示が停止していた。

アザラシ型ロボット「パロ」に癒される
ロボットコーナーでひときわ目立っていたのがこのアザラシ型セラピーロボットの「パロ」ちゃん。

パロは世界で最もセラピー効果のあるロボットとしてギネスブックにも登録されているようです。日本でも介護施設や病院を中心に可愛がられている。
名前を呼ぶと反応してくれるのが可愛すぎる。おしゃぶり型の充電器もあざとくて最高に魅力的。
アクセス
〒305-8561 茨城県つくば市東1-1-1
電話:029-862-6215
関東鉄道バス「筑波大学中央行」または「つくばセンター行(並木経由)」に乗車、「並木二丁目」から徒歩5分
⑶地質標本館
お次はサイエンス・スクエアつくばのすぐ隣にある「地質標本館」へ。

2階建ての館内では、日本の地質、地球環境、岩石・鉱物・化石などをテーマごとにわかりやすく展示されている。
ここは凄い。正直期待していなかったのだが、かなりのボリュームで大満足した。
展示品が全体的にレトロっぽいのもポイント。小学校の社会見学を思い出す感じ。
第1展示室:地球の歴史
第1展示室は「地球の歴史」をテーマに、日本列島の立体地質図や化石などが展示されている。

絶滅哺乳類「デスモスチルス」がキモ可愛くて良かった。

第2展示室:生活と鉱物資源

第2展示室は「生活と鉱物資源」をテーマに、鉱物の標本やかっこいい元素の周期表(!)などが展示されている。

深海でみられる「熱水チムニー」という構造物。暗黒で極めて水圧の高い深海底での地質調査で発見されたものだそう。

第3展示室:生活と地質現象
第3展示室は「生活と地質現象」をテーマに地震や火山に関する資料が展示されている。

富士山と箱根火山の立体模型。

第4展示室:岩石・鉱物・化石
第4展示室は、このように部屋いっぱいに岩石や鉱物・化石が展示されている。

翡翠や紫水晶から、世界中の鉱物が集められている。
どれも凄く綺麗でずっと見ていたくなる。


アクセス
〒305-8567 茨城県つくば市東1-1-1
⑷つくばエキスポセンター
最後はまたつくば駅方面に戻って、「つくばエキスポセンター」で締めくくり。

つくばエキスポセンターは他の施設に比べて触れて楽しむタイプの展示が多かったイメージ。どちらかというと子供向けだが、80年代に活躍していたロボットを間近で見ることができたりして、それなりに楽しかった。

入場料金は500円で、プラネタリウムを利用する場合は1,000円。
鍵盤楽器自動演奏ロボット「ワスボット」くん
1985年につくば市で開催された科学万博で日本政府が出店した「人間ゾーン」にて展示された鍵盤楽器自動演奏ロボットの「ワスボット」くん。

カメラで譜面を読み取り、両手両足をたくみに使ってバッハからビートルズまでさまざまな演奏ができる。

残念ながら現在は動いていない。
このSFチックでサイバーパンク感満載のビジュアルが気に入ってしまった。
ワスボットくんグッズがあったら絶対に買っていた。
アクセス
〒305-0031 茨城県つくば市吾妻2丁目9番地
[つくば駅]下車。A2出口より徒歩5分
まとめ
こんな感じで、「自転車で行く!つくば市サイエンスツアー2020」は幕を閉じた。(無事に18時前に自転車は返却できた)
入館無料の施設ばかりだったので、かなりコスパよく楽しむことができた。
つくば駅へはつくばエクスプレスで東京から約45分でアクセスできるので、都内の人でも気軽にアクセスできるのが良いところ。
私は行かなかったけれど、他にも「つくば宇宙センター」「地図と測量の科学館」など、さまざまな施設があるのでぜひ行ってみてはいかがだろうか。
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