東京大学キャンパス内にある、入場無料の博物館に行ってきました。
ここには研究のために集められた、学術標本資料が展示されています。
それにしても「東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム」といい、「インターメディアテク」といい、東京旅行に来たというのに動物のはく製とか標本ばっかり見ているワタクシ……。
そして今回も珍スポット具合は低めで、いたってマジメな博物館です!
東京大学総合研究博物館とは

東京大学総合研究博物館は、1996年に発足した国内初の教育研究型博物館。
東京駅前にある「インターメディアテク」の姉妹館です。

扉が閉まっていたので一瞬「アレッ?」と思ったのですが、開館していました。よかった。
展示物はこんな感じ
入ってすぐのところに、ガラスのショーケースがあります。
中には骨格標本だったり、脳みそなどがキレイに展示されています。

- アウストラロピテクスの「ルーシー」を復元した骨格
- ネアンデルタール幼児の生体復元
- アオザメ、ヒグマ、イノシシの脳
- ネジレモダマの果実

- ムカシトカゲの液浸標本
- メガネザルの剥製(左)
- パラグアイオニバスの花(右)

↑五十嵐邁博士蝶類コレクション
見どころは?気になった展示物の一部

通路。引き出しの中にも、これから展示されるであろう資料が保管されています。

奇形のニワトリの剥製。特別変わったところはないように見えますが……。

これは、左右の足の色が違う、珍しい突然変異個体だそうです。

インパクトがあったので、思わずパシャリ。
これは絶滅危惧のインドガビアルというワニの仲間。
およそ80年前に収集されてから、貴重な標本として学術の最前線で貢献しています。

ハリネズミの胎児……を、様々な成長段階でCTスキャンし、3Dプリンターで出力したもの。
成長するにつれて骨格が出来上がっていく様子がよく分かりますね。

ヌマワニの心臓。
2015年に静岡県の動物園iZOOにおいて死亡したヌマワニから採取されたそうです。
大量の動物の骨



通路の先に待ち構えるのは、ウマ、アルパカ、牛の剥製。

そしてその奥には、動物の骨が並んでいます。
こちらも、動物園で飼われていた動物です。
死体処理作業を経て、学術標本骨格として作られます。

真ん中のひときわ大きい骨格はアジアゾウの頭骨。
よくわからないのですが、臼歯が変形しているそうです。

ゴマフアザラシの骨格。初めて見た。
縄文時代のいろいろ

1904年に出土された、縄文人の全身骨。

土偶もいろいろ展示されていました。土偶……、可愛い。
まとめ|東京大学総合研究博物館
東京旅行はこんな感じで、剥製とか標本とかばっかり見ていました。
正直ね、こうも立て続けに見ていると感動が薄れるというか、驚かなくなるというか。
「滋賀サファリ博物館」みたいに私設の博物館じゃなくて、きちんとした学術的で文化的な場所なので変に面白がることもできず。
学のない私はただ展示物を眺めているだけなのでした……。(笑)
うーん、あれだね、都会に「珍」を求めちゃアカンのよね。
珍スポ巡りがしたいなら、やはり地方を目指すべきなのだ。
アクセス
〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目3−1
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